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地元民に愛される昔ながらの北海道の郷土料理13選!

最終更新日:2023年6月29日

北海道といえば、日本屈指の「グルメの宝庫」でお馴染みですよね。グルメ目的で北海道を訪れる方も意外とい多いのではないでしょうか?そこで今回は北海道の各地で食べられる『郷土料理』に焦点を当て、お馴染みのものから、地元民しか知らないものまでまとめて一挙公開していきます!

B級グルメと郷土料理の違いは人によって意見が分かれるところですが、パスタや、ハンバーグ、など西洋的な食材を取り入れた料理を「B級グルメ」。

地域の食材を使用し、昔ながらの製法で作られたものを「郷土料理」とし、この記事では紹介していきます。



1,サケのちゃんちゃん焼き

北海道の郷土料理としてお馴染みの「サケのちゃんちゃん焼き」。北海道のグルメについて詳しくない方でも一度くらいは耳にしたことがあるのではないでしょうか?石狩地方の漁師町が発祥とされています。(※諸説あり)

秋から冬にかけて盛んにとれる鮭を用いて作られ、三枚おろしにした鮭(家庭では切身でも可)を味噌や砂糖、みりんなどの調味料で蒸し焼きにする。



2,帯広の豚丼

明治時代から養豚が盛んに行われていた十勝地方。今では全国区になり、すっかり国民に定着した豚丼ですが、帯広市が発祥の地とされています。

厚切りの豚肉を甘めのウナギのタレ風のタレで味付けする。トッピングはグリーンピースや白髪ネギなどシンプルなものが多い。帯広市内のお店では炭火焼きのお店が一般的で、香ばしさがまた良い。



3,ニシン漬け

北海道の冬を代表する漬物「ニシン漬け」。ニシン漁が盛んであった江戸時代後期から明治時代にかけて家庭料理として定着し、現在に至るまで受け継がれています。

身欠きニシンを米のとぎ汁などにつけた後、ざくぎりのキャベツや、大根、ニンジンなどと一緒に漬け込み、作ります。



4,昆布巻き

全国トップクラスの昆布の生産量を誇る北海道の郷土料理。昆布の歴史は意外に古く、延暦(西暦800年頃)の頃の『続日本記』の中でもすでに確認されています。室町時代には蝦夷地(北海道)から現在の福井県に昆布が運ばれ、京都、大阪へと渡るようになった。

こちらも今では全国区となりましたが、北海道では「サケ」や「ニシン」といった地場で漁れる魚を巻いて作ることが多いです。今ではすっかりおせちの定番になりましたね。



5,甘納豆の赤飯

赤飯なのに甘いの?と驚く方も多いかもしれませんが、北海道ではお馴染みの郷土料理です。全国的にも東北の一部地域や山梨県などでも見られ、発祥に関しては諸説ありますが、北海道では昭和20年代の後半頃に、札幌の学校法人「光塩学園」の創設者にして初代校長の「南部 明子」さんが「忙しいお母さんたちが手軽に作ることができるように」と考案した。

北海道のスーパーやコンビニに行くとよく見かける料理の一つです。



6,ニシン蕎麦

かつて北海道でニシン漁が盛んであった江戸時代後期から明治ごろにかけてニシンは国民のタンパク源として、京都などに大量に運ばれ、北海道以外でもニシン料理が発展していったという。

「ニシン蕎麦」は京都が発祥とされていて、北海道のニシン蕎麦のルーツは江差町でニシン漁が盛んになった頃の網本(漁師)の横山家に伝わるレシピが最古とされている。ちなみに横山家は現存しており、現在でもその発祥の「ニシン蕎麦」をいただくことができる。



7,飯寿司(いずし)

ニシンやサンマ、サケなどの色々な魚介を米飯(べいはん)とともに漬け込み作られます。
魚だけでなく、大根や人参、生姜などの野菜も一緒に漬け込むのが一般的です。

初雪の頃に漁師の家で作られていたものが発祥とされ、地域や家庭によって作り方が違うのも特徴です。主に漁師町の家庭で親しまれる、家庭料理です。



8,成吉思汗(ジンギスカン)

北海道グルメの定番「ジンギスカン」。第一世界大戦の頃、羊毛の輸入が困難となり羊の飼育が推奨された国策が結果的にジンギスカンの定着に繋がったとされています。

春の花見、夏の海水浴や秋のキャンプ、冬はクリスマスや年末年始のイベントなどと、北海道では年中親しまれるソウルフードとなりました。北海道に行ったら必ず食べたい一品です。



9,鉄砲汁

鉄砲汁は古くから根室地方の『漁師料理』として親しまれてきた、お味噌汁にカニを入れたものです。根室地方でよく捕れる花咲ガニが使用されることが多いですが、毛ガニやタラバガニ、ズワイガニバージョンもあります。(ちなみに筆者は毛ガニの鉄砲汁が好き)

名前の由来は「カニの爪が鉄砲に見えることから」と思われがちですが、「カニを箸で突く様子が鉄砲に玉を詰める様子に見えるから」が有力なようです。



10,松前漬け

パリパリコリコリの食感がたまらない北海道の郷土料理。乾燥させたスルメイカと細切りの昆布やカズの子などを和え、醤油ベースで味付けされたものが基本で、漁師のお母さんたちが冬の料理として作りがじめたのが起源とされています。

保存性も高いことから冬の保存食としても親しまれてきました。味付けは家庭や店舗によって多岐に渡るので、自分好みの松前漬けを見つけてみよう!



11,ルイベ

ルイベは北海道の冬の寒さを利用してアイヌ民族が作ったのが起源とされる北海道の郷土料理です。

人気漫画ゴールデンカムイに「ルイぺ」として登場したこともあるので、「名前だけ聞いたことがある」という方も多いのではないでしょうか?要するに「半冷凍の刺身」のようなもので、主に北海道で捕れるサケやニシンを原料に作ります。

シャリシャリの食感と口に入れた途端から溶け出す旨味が特徴です。



12,いかめし

函館や渡島地方で親しまれる郷土料理「いかめし」は第二次世界大戦中に森駅の駅弁として考案されたのがはじまりとされていて、米不足が深刻化していく中、「米の代わりにお腹を満たせるもの」として周へんで豊富に捕れる「函館のイカ」は使用された。

現在でもおやつやおかずに、酒のつまみとしても好まれ、老若男女問わず幅広い層から人気を博している。

真空パックのものもあるので、お土産としても人気で喜ばれます。



13,ほっけの刺身

ほっけは劣化が早く、通称生食には適していませんが北海道では稀に生食できるホッケが店頭に並ぶ時があります。ほっけのお刺身はコリコリ食感で脂もノリノリなんですが、くどくなく、食べやすいお刺身です。見かけたらラッキーなので注文してみましょう!(ちなみに以前筆者が釧路市の和商市場に勝手丼を食べに行ったときは普通に店頭に並んでいました。)

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回は北海道の郷土料理13選をご紹介させていただきましたが、北海道にはこのほかにもまだまだ知られざる郷土料理が眠っています。NorthSmile公式Twitterでは北海道の新着情報なども随時配信しているのでフォローして北海道の最新情報をゲットしちゃってください!

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