【帯広市】「ブーム到来中!世界でここだけ!馬の『速さ』だけでなく『力強さ』を競う『ばんえい十勝』」
山々に囲まれた自然豊かなエリア、十勝。
広い北海道を象徴するかのような『十勝平野』を備えたこのエリアは『一番北海道らしい』と称されることも。
農業が盛んで乳製品の質も高く『十勝野フロマージュ』などが代表的になっています。
また帯広では市民のソウルフードとして『豚丼』が長い間親しまれてきました。
そんな十勝エリアでは世界的にみてもここでしか行われていない『ばんえい競馬』なるものがあるということで、こちらの記事では『ばんえい競馬』について徹底リサーチし、初心者の方にもわかりやすく解説していきます。
そもそも『ばんえい競馬』って何?普通の競馬との違いは?
ばんえい競馬と一般的な競馬の違いはなんといっても『馬の速さ』だけではなく、『馬の力強さ』を競う所にあります。
騎手のテクニックも通常の競馬よりも勝敗に反映されやすいです。
全長200mのセパレートコースを騎手が乗ったソリを曳いて(ひいて)走ります。
さらにゴールまでの道のりの間で二つの山が行く手を阻みます。
この山をいかにスムーズに駆け抜けられるかが勝負を左右します。
鼻先が入ってもダメ!?厳しいゴール判定とは?
競馬が好きな方なら当たり前かもしれませんが、通常の『サラブレッド競馬』は鼻先で勝負がつき、『鼻の差』で悔しい思いをする事も多々…。
しかし『ばんえい競馬』はそんな悔しい思いもしないで済む!?(笑)
『ばんえい競馬』鼻先だけでは勝敗は付かず、曳いてるソリの後端が入ってはじめてゴールとみなされます。
最後の最後まで勝敗が分からないのも『ばんえい競馬』ならではと言えます。
ばんえい競馬の歴史と公式競技になるまで
ばんえい競馬は一般的な平地競争で使用されるサラブレッド系種の『軽種馬』や北海道の和種である『どさんこ』馬は使用されず、古来から主に農耕馬などとして利用されてきた体重800〜1200kg前後の『ばんえい馬』が使用されています。
ルーツは明治時代初期の北海道開拓時代にまで遡り、木材などを運び出していた馬の力比べとされています。
当初は2頭の馬を丸太にくくりつけて、互いに引っ張り合って力比べをさせていたとか。
約40年後の明治時代末期頃から荷物を載せて曳かせる現在のばんえい競馬の形になったとされています。
太平洋戦争(第二次世界大戦)後の1946年、『地方競馬法施行規則第9条』により、競馬の種類は駈歩(平地)、速歩、障害(障害物競争)、輓曳(ばんえい)の4種類と定められたことを受け、ばんえい競馬が国の公式競技として認められました。
翌年の1947年に北海道馬匹組合連合会開催のばんえい競馬が旭川にて実施され、『公式競技』として初のばんえい競馬の開催となりました。
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バブル崩壊後に廃止危機にまで直面した『ばんえい競馬』ですが、帯広市民はじめ農林水産省やソフトバンクの子会社ソフトバンク・プレイヤーズ(現SBプレイヤーズ)など市民や企業が一丸となり数々の支えの中で厳しい経営状況の中でもこれまでなんとか維持されてきました。
そして2020年『ばんえい競馬』に転期が訪れます。
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2020年の馬券販売額(売上)が前年比55.6%増の483億5278万円となり過去最高記録となりました。
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まとめ
広大で自然豊かな十勝・帯広で北海道開拓から200年もの間親しまれてきた名物『ばんえい競馬』。
速さだけでなく、馬の力強さや騎手のテクニックが勝敗を左右し、鼻先だけでなく曳いてるソリが決勝線を通過してからのゴールとなるので最後の最後まで見逃せないのもまた面白い。
一時は廃業寸前まで追い込まれながらも帯広市民や企業などに支えられながら文化を守り続けてきました。
そんな200年の歴史を誇る『ばんえい競馬』が2020年コロナ禍に入り急成長を遂げています。
今後もさらに盛り上がるであろう『十勝ばんえい』から益々目が離せない!!!