歴史的な建物で美しいガラスと職人の技を楽しむことができます!
明治13年に日本で三番目の鉄道が札幌との間に敷かれて、流通の要となった小樽では木骨石造倉庫が次々に立ち並びました。
その中のひとつが北一硝子の代表的な店舗である三号館です。
北一硝子の歴史
北一硝子の前身、浅原硝子が生まれたのは明治34年のことです。
初代社長の浅原久吉が九州より北海道へ渡り、小樽で石油ランプの製造を始めました。
浅原硝子の製造する石油ランプは、人々の生活必需品でした。
さらに明治43年には漁業用の浮き玉の製造も始め、小樽、室蘭、旭川、釧路、樺太と製造工場を増設し当時の北海道では大企業に名を連ねていたのです。
小樽は明治以降急速に発展し、鉄道や大邸宅、寺社仏閣、旅館、料亭など、どんどん新しく建ち並んで行きました。
しかし、昭和20年の終戦を境に大発展は完全に止まります。
北海道経済の中核は完全に札幌へ移行され、小樽の発展もその勢いが小さくなってゆきます。
そして北一硝子の代表的な店舗である三号館は、今も貴重な文化遺産としてその形を残しています。
体験/見て楽しめること
● 製作体験
北一硝子花園店では、「ガラスの彫刻製作体験」と「とんぼ玉アレンジメント体験」の2つの製作体験を実施しております。
スタッフの方が丁寧に教えてくださるので、初めての方やお子様にも安心して体験して頂くことができます。
小樽へ来た記念やお土産にオリジナルガラスの製作はいかがでしょうか。
● 衣装文化体験
北一ヴェネツィア美術館では「衣装文化体験」を行なっています!
イタリアにちなんだ衣装を纏って、あなたもイタリアの貴婦人になってみませんか?
ドレスはイタリアのドレスメーカーに製作を依頼している「イタリア製ドレス体験」と、洋服の上から気軽にお着替えができる「カーニバル体験」の二種類があります。
● 見学工房
北一硝子の製品を製作している風景を無料で見学できます!
北一硝子の職人さんの手仕事を間近に見れる貴重な工房です!
息を吹き込んでガラスを成形する「吹きガラス」と、バーナーの炎によってガラスを溶かし、形を作る「バーナー細工」の二つがあります。
ガラスの美しさと職人さんの見事な技を間近で見ることができます。
● 北一ヴェネチア美術館
イタリア北部に位置する「水の都」ヴェネチアは「世界最古のガラス産地」でもあります。
ヴェネツィアガラスの名品をヴェネツィアの宮殿を再現した空間で是非ご覧ください。