【壮瞥町】「洞爺湖に浮かぶ島に行ってみよう!エゾシカなどの野生動物もたくさん生息!」
洞爺湖中島は洞爺湖の真ん中に浮かぶ「大島」、「弁天島」、「観音島」、「饅頭島」からなる4つの島の総称です。
約5万年前の火山の噴火に伴い出来たものだとされています。ちなみに現在は島の二分の一は洞爺湖町で、二分の一が壮瞥町。
観光で降りられるのは一番大きい島である「大島」です。この記事ではそんな大島について紹介していきます。
中島(大島)のアクセス・行き方
洞爺湖中島は地続きではないため、徒歩や車でのアクセスはできません。
そのため、各所から出発しているクルーズ船の利用が必須となります。
1420円で往復ができる洞爺湖汽船などを使うと良いでしょう。所要時間は片道約15分ほど。
湖中の三重塔が見えたら島はもうすぐ!
中島の手前には湖の上に浮かぶ三重塔が見えます。
今から約60年前の昭和34年に「洞爺湖の発展と海難事故を防ぐ願いを込めて」建設されたもので、この塔には洞爺湖の守り神である「白龍神」が祀られているそう。龍神様は常に祠の中にいるわけではなく、湖を巡回しているそう。
小型のクルーザーで向かった場合融通が効くのでお願いしたら近くまで行ってくれますよ。
中島到着!まずはご神木が出迎えてくれます
中島に降りて、一番最初に目に入ってくるのがコチラ。
「ウンクルセトナの桂の木」という名のご神木。この桂の木にはアイヌ民族による悲しい話が伝えられています。
ウンクルはセトナの元に戻るも、怪我が治らず、死期を悟って洞爺湖に身を投げ自ら命を絶ってしまう。
セトナは嘆き、悲しみ、間も無く後を追うように洞爺湖で自らの命を絶つ。
二人の悲しい最後を見ていたおも鳥は湖中の中からウンクルの首飾りとセトナのピアスを探し出し、中之島の広場に埋めた。
翌年の春、広場から日本の桂の木が芽を出す。やがて2本の桂の木は一つの幹となり、いつしか人々は「ウンクルセトナの桂の木」と呼び、縁結びのご神木として崇めるようになった。
なんとも悲しいお話しですね(涙)
ちなみに冒頭に出たきたシャクシャインは歴史の教科書にも出てくる人物で知っている方も多いのではないでしょうか?
中島のご神木を見るときは二人のことを思い出して、「縁結び」の願掛けをしてみてはいかがでしょうか。
中島の大自然の玄関「中島・湖の森博物館」
中島にはタイトルでお伝えした通り、エゾシカなどの野生動物が数多く生息しています。
エゾシカの他にもエゾリスも生息していたり、過去にはヒグマが洞爺湖を泳いで渡ってきた例もあるそう。(もちろんそう言った事例はごく稀です)
エゾシカなどの野生動物が生息する手付かずの自然エリアには「中島・湖の森博物館」で受付してから入山することが可能です。
入ったらこんな感じ。まさに自然そのものですね!ここからは散策ができるようになっています。
開演期間は毎年4月下旬〜10月末頃までの9時〜16時。
まとめ
今回は洞爺湖の中島について紹介しました。
「中島・湖の森博物館」に行く場合は期間限定営業のため、事前に最新情報をチェックしてくださいね!