【千歳市】 「サケの仲間や北海道の淡水魚を中心に、世界各地の様々な淡水生物を展示しています」
千歳水族館は「道の駅サーモンパーク千歳」内にあります。ここには淡水魚に関しては日本国内で最大級の水槽があります。
国内初の千歳川の水中を観察できる「水中監察ゾーン」があり、サケやその他の淡水魚などの生き物を野生本来の姿で観察することができます。
この記事ではそんなサケの魅力がぎっしり詰まった「千歳水族館」について紹介していきます。
水力のみで魚を捕獲する日本でも2箇所しかないインディアン水車
施設のそばの千歳川には捕魚車(インディアン水車)と呼ばれる古くから使われてきた方法で、サケの親魚を捕獲するための水車が設置されています。
1分間に4〜5回転して、金網をはったカゴによって遡上してきたサケを捕獲します。
すくいあげられた魚は水車を回り、魚落としへと落ちていきます。
魚落としは滑り台のような仕組みになっており、滑り落ちた先が生簀(いけす)になっています。
このような仕組みで次々と魚を捕獲していきます。
サケの水車による捕獲は豊浦町の貫気別川、標津町の標津川などでも行われており、サケの遡上時期はたいへん賑わうそうです。
しかし、これらの水車は電動モーターなので、純粋な水力だけの水車としては千歳川、青森県おいらせ町・奥入瀬川の2箇所のみです。
野生本来の姿で悠々泳ぐ魚たち!千歳川の水中をのぞいてみよう!
千歳川の左岸を利用した30mほどの部屋の前には日中は照明もおかず、餌もやらず、自然のままの姿が観察できる水槽になっています。
サケ以外にも様々な生物を観測することが可能で、春には産卵のためにヤツメウナギ、サクラマスなどが遡上し、夏には婚姻色に染まったウグイの群れが、そして秋にはサケの群れが遡上してくるので、年間を通して様々な魚を見ることができます。
▲千歳川を泳ぐウグイの群れ
チョウザメの赤ちゃんと触れ合う!家族で楽しめる体験ゾーン
全周透明アクリルのタッチプールではチョウザメの赤ちゃん、ウグイの仲間とふれあうことができ、水槽に手を入れると群がってくるドクターフィッシュの体験、子供たちが夢中になるアメリカザリガニの釣り堀、などの家族連れで楽しめる水槽がたくさんあります。
多分全国初!サケの成長過程が見られるサーモンゾーン
サーモンゾーンには3つの大きな水槽が並んでおり、サケが稚魚→幼魚→成魚へと成長する姿を観察できます。
深さ5m、水量300トン以上の北海道最大の大水槽にはサクラマス、ギンザケ、自然界ではほぼ見ることができなくなっているイトウ、20kg以上にもなることもあるブラウントラウト、チョウザメなど多数飼育。
秋には放流して千歳川に遡上してきシロザケ、比較的小型のカラフトマス、遡上する際の婚姻色が鮮やかなベニザケなども見ることができます。
15時からは大水槽の魚にエサをあげてる姿を観察できる「カモン・サーモン・ごはんだモン」が開催されます。
【2020.9月】なにこれ!?真っ赤に染まった紅鮭
2020年9月から世にも珍しい『赤色の紅鮭』5匹の飼育が始まったそうです。
9月4日から真っ赤なベニザケの展示が始まりました。千歳市の美々川に遡上した個体で、現在はオス5匹を展示しています。是非、美しい体色のベニザケを見に来て下さい。#千歳水族館 #真っ赤な #ベニザケ pic.twitter.com/wE1fOedJK9
— チトセアメ (@chito_se_ame) September 4, 2020
※実際に観に行く場合は事前にお問い合わせいただくことをおすすめします。
『#千歳水族館』みんなの投稿
千歳水族館にて
ここも楽しいのよね pic.twitter.com/BPdC2e42Jd
— おんおん@北海道に引き返したい (@nobugobu) July 9, 2021
千歳水族館へ。
本物の川の中に水槽を作って、川を観察出来るのは斬新な展示方法。
秋には鮭の産卵が見えるみたい。水族館の外でミンク発見。
そもそも野生ミンクが普通にいるのは驚き。 pic.twitter.com/Q9uix0xXlw— たい°ε°やき (@sunnykunMW) July 8, 2021
千歳水族館にて、千歳川の水中の様子。
今日は天気も良かったので、川も透き通ってて綺麗な様子がみれました。
自然の川の中が見れる水族館ってのも面白いよね。 pic.twitter.com/dPTquthuBO— 真沙 (@masa961) July 9, 2021
まとめ