【札幌市南区】「かつてはアイヌの聖地であった。現在日本新三大夜景に認定された」
藻岩山は札幌の中心にある標高531mの山であり、麓から中腹まではロープウェイか観光自動車道が整備されています。
また、中腹から山頂までは世界初の駆動方式で動く「もーりすカー」※が運行しています。
※「もーりすカー」はロープウェイの駆動方式を利用したケーブルカーで、車体の両端に付けられた2本のケーブルで二両のキャビンを引っ張る方式で動きます。
都市部に近いのに様々な種の動植物が!
▲ 植物では冷温帯性の落葉広葉樹を中心に100種余りの樹種が認められており、北・東斜面は伐採が少なく、イタヤカエデ、シナノキ林が広がっています。
動物ではエゾシカやヒグマ、エゾリス 、シマリス、エゾモモンガなどが見られます。
またエゾユキウサギ、キタキツネ、外来種のアライグマも定着しています。
▲ 鳥類では120種余りが確認されており、貴重なクマゲラの姿も見られることで有名です。
▲ 猛禽類のフクロウやタカ類が見られることも
▲ 昆虫は数千種が確認されており、日本の国蝶であり、羽の紫が美しいオオムラサキが稀に見られます。
札幌だから見られる自然と都市で彩られた風景
藻岩山の山頂からは石狩平野が一望でき、古くからアイヌの人々も「インカルシペ(いつもそこに上がって見張りをするところ)」と呼び、見張りをするところになっていたそうです。
都市部のビル群と豊かな自然で作られた絶景が見渡せ、夜は澄み切った空のもと、ビルや街頭の光で宝石の様に輝きます。
この札幌市の夜景は一般社団法人夜景観光コンベンション・ビューローによって「日本新三大夜景」に選ばれました。
登山道も短距離から難易度が高いものまで5ルート!
▲ 藻岩山には5つの登山道があり、年中登ることができます。
コースは「慈啓会病院前コース」、「旭山記念公園コース」、「小林峠コース」、「スキー場コース」、「北の沢コース」の5つです。
「慈啓会病院前コース」へは東西線円山公園駅から出ている「循環円10(または円11)ロープウェイ線」に乗り、「慈啓会前」で降ります。
登山コースはここから徒歩1分の旭ヶ丘4の交差点まで歩くと見えてきます。
登山道の入り口にはルートの案内板があるので確認してから登りましょう!
「旭山記念公園コース」へは旭山記念公園の駐車場から登山道に入ることができます。
東西線「円山公園」駅からJRバス「西13旭山公園線」に乗り、「旭山公園前」で降りてください。
「旭山記念公園レストハウス」が近くにあるので、軽食など必要な物を準備してから登山道へ向かいましょう。
途中「小林峠コース」と合流地点があります。
「小林峠コース」へは南北線「真駒内」駅からじょうてつバス「南97北の沢線」に乗り、「山水団地前」でおります。
歩いて30分程で登山口にたどり着きます。
車であれば「西野真駒内清田線」途中の「小林峠」の駐車帯か登山口に車を駐車しましょう。
駐車帯からカーブの先まで歩くと「小林峠コース」の案内板があります。
このコースは最も距離が長く、難易度が高いコースです。熊に出会う危険性もあるため、十分気をつけて臨んでください。
「北の沢コース」へは南北線「真駒内」駅からじょうてつバス「南97北の沢線」に乗り、「北の沢会館前」で降ります。
歩いて15分で登山口へ辿り着きます。
5つのルートの中で最も短く、歩きやすいコースになっています。
途中ではトドマツ林も見ることができます。
「スキー場コース」へはJR札幌駅前バスターミナルからじょうてつバス「南55藻岩線」に乗り、「南34条西11丁目」で降ります。
そこから歩いて15分で登山口へ着きます。途中、ロープウェー中腹駅を通って山頂にたどり着きます。
『#みんなの投稿』
札幌でもあまり知られていない紅葉(黄葉)の隠れスポット「東本願寺 北海御廟」
黄葉した銀杏の木の先に札幌の市街地を見渡せるちょっと珍しい景色が楽しめます。
藻岩山のロープウェイ乗場からすぐです。#札幌 #サポカン #札幌紅葉 #藻岩山https://t.co/Xm4cU8lAfk pic.twitter.com/xaWBIUYO0e
— 北海道PRESS@サポカン・札朱の鈴木です。 (@hokkaido_press) October 2, 2020
昨日の藻岩山からの夜景#札幌 #藻岩山 #夜景 pic.twitter.com/ye7yRpVwE7
— たけちゃん (@take_15_) July 19, 2021