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【函館市】「日本で初めての女子修道院!歴史から見どころ、定番のお土産まで一挙紹介!」

トラピスチヌ修道院(TRAPPISTINE MONASTERY)
渡島・檜山エリア(函館・江差)
最終更新日:2023年6月29日

トラピスチヌ修道院(正式名称:天使の聖母 トラピスチヌ修道院)は今から120年以上前の1898年(明治31年)にフランスから派遣された8人の修道女によって創立された修道院です。
函館の人気観光スポットの一つで、今や函館観光の定番とも言える場所となりました。
院内には立ち入ることができませんが、前庭は一般公開されていて、
「手作りクッキー」や、「マダレナ」と呼ばれるマドレーヌはここでしか買えないので、必見です。(※トラピストクッキーの方が全国的には有名ですが、あちらは隣の北斗市にある男性修道院のものなので、間違えないようにご注意ください)

現在でもおよそ70人ほどの修道女が暮らし、朝は3時半に起床、夜は19時45分に就寝という生活を送っていますが、年々修道女は減ってきているそうです。

この記事ではそんな函館市のトラピスチヌ修道院の歴史と見どころポイントについて紹介していきます。

 

トラピスチヌ修道院のアクセス・行き方

JR函館駅からトラピスチヌ修道院までは車を使って約30分ほどで行けます。
函館駅から公共交通機関を使って行く場合は五稜郭経由の「五稜郭タワー・トラピスチヌシャトルバス」で約37分、路線バスで約35分で行けます。

また、函館空港をご利用の方は空港からタクシーなどで直行で行くのがオススメです。(所用時間約10分)

車で行った場合は1回300円の駐車料金がかかります。

 

会話も禁止?厳律シトー会とトラピスチヌ修道院の歴史について

トラピスチヌ修道院はキリスト教の中でも戒律が特に厳しい「厳律シトー修道会」に所属しています。
祈りと労働をを主要な手段とし、神と人々に奉仕する隠世共住修道会です。非常に厳しい戒律の中、一生涯を過ごします。ここまで厳しい修道院は日本全国でもここだけだそうです。
米、野菜などの農作物は自給自足。肉は一切禁止で魚に限って外部から仕入れています。また、「言葉は人を傷つける」という教えから会話も一切禁止されており、原則必要最低限の手話のみでコミニケーションを取ります。

冒頭でも触れた通り、トラピスチヌ修道院1898年(明治31年)の4月30日ににフランスのナンシー近郊の『ウプシー修道院』から派遣された8人の修道女(シスター)によって設立されました。
翌年の1899年(明治32年)には最初の志望者である日本人二人が入会し、それから6年後の1905年には現在のベースとなるレンガ二階建ての建物が完成しました。

その後1925年と1941年に2度の火災に見舞われるという災難を経験しましたが、有志により再建されます。

1956年には焼き菓子「マダレナ」の製造販売がスタートし、現在まで販売されています。
1987年韓国に「水晶の聖母修道院」として分院が設立されました。

 

アーチ門をくぐると大天使ミカエル像や聖母マリア像がお出迎え!

駐車場からアーチの門を潜ると一番最初に目につくのがこちらの「大天使ミカエル」の銅像。
聖ミカエルはキリスト教を日本に伝えたフランシスコ・ザビエルにより「日本の保護者」と定められています。

さらに奥に進むと・・・

「慈しみ聖母像」が迎えてくれます。
言わずとも知れたキリスト教の唯一神イエス・キリストの産みの母である聖母マリア様の像です。

フランスのラ・トラップ修道院のマリー・ベルナルド神父の作品で、両腕を広げ、まるで全ての人々を優しく受け入れているような姿から、「慈しみの聖母マリア像」と呼ばれ、親しまれています。

たくさんの傷ついた人々を懐の深い愛で受け入れ、癒してきたのだろう。

更に進むとルルドの洞窟が見えてきます。

 

春は敷地内に桜が咲いて華やかな雰囲気に!春だけの絶景を見逃さないで!

赤レンガ作りの西洋テイストの修道院と真っ白な慈しみのマリア像に桜が相俟って織りなす景観は見事です。
函館の桜の開花は道内の他の地域より一足早く、毎年4月下旬頃からGWにかけてが見どころとなります。

また、この時期に函館観光をするなら「五稜郭タワー」から眺める「五稜郭公園」の桜も見逃せない。

 

トラピスチヌ修道院のオススメのお土産は?

 

観光スポットには大体『ここでしか買えないもの』が存在します。トラピスチヌ修道院では『マダレナ』がそれに当たります。

「女子修道院」のため、基本的には前庭以外一般の立ち入りが禁止されているトラピスチヌ修道院ですが、マドレナなどが購入できる資料館が併設されている建物には入ることができます。建物内は写真撮影が禁じられているためご注意ください。

シスターが祈りを込めて作られたというマダレナは1956年から製造、販売が続くトラピスチヌ修道院の代名詞とも言えるお菓子です。
要するにマドレーヌみたいなやつです。

料金は2020年8月の情報で、

3個入り・・・¥450
8個入り・・・¥1200
12個入り・・・¥1700

8個入りと12個入りは箱入りのため、友人などへのお土産の場合はどちらかがオススメ!
また12個入りは定価より100円安いため、たくさん購入する場合は12個入りを購入するとお得です!

マダレナ以外には、

 

通称天使のクッキーこと「プレーンクッキー」が5個入りで¥350で売られていたり、、、

 


「人と被らないお洒落なアクセサリーが欲しい!」という人にオススメしたいロザリオやブレスレットの販売もされています。

 

『#トラピスチヌ修道院』みんなの投稿

 

まとめ

キリスト教の中でも特に戒律が厳しいことで知られる「厳律シトー会」の修道院であるトラピスチヌ修道院。
一般公開されている前庭はいつ訪れても神聖な空気が漂い、心を浄化してくれるような雰囲気です。

函館空港との距離も近いので、函館空港から北海道に入った方は一番最初に訪れてみてもいいかも知れません。
また、函館の街の観光を終えてすることがなくなったときや、長距離ドライブに疲れて一休みするのによってもいいかも知れません。

マドレーヌのような焼き菓子マダレナは1956年から製造販売が続くロングヒット商品で、ここでしか購入できません!
お土産としても喜ばれますのでトラピスチヌ修道院に行ったら必ず購入しましょう!

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詳細情報タイトル

店名
トラピスチヌ修道院(TRAPPISTINE MONASTERY)
エリア
渡島・檜山エリア(函館・江差)
カテゴリ
パワースポット
ジャンル
協会、キリスト教、聖書、シトー会、観光、デート
住所
北海道函館市上湯川町346
アクセス
JR函館駅から車で約30分
駐車場
あり/一回300円
営業時間
8:10~17:00
電話番号
0138-57-2839
ホームページ
http://www.ocso-tenshien.jp

※営業時間・定休日等はお店の都合により変更される場合がありますので、直接ご確認ください。

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