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【釧路市】「日本最大の湿地『釧路湿原』に生息する野生動物と楽しみ方を徹底解説」

釧路湿原国立公園(KUSHIRO SHITSUGEN NATIONAL PARK)
道東・オホーツクエリア(釧路・根室・網走・北見・紋別・知床)
最終更新日:2023年6月29日

釧路湿原は北海道釧路市の御北部から「標茶町」、「鶴居村」、「釧路町」の4市町村にかけてまたがる日本最大級の湿原地帯です。
ラムサール条約にも登録されていて手付かずの湿地帯が広がります。
その面積は東京ドーム5500個分以上の約26000haにも及びます。山手線の内側の2倍といった方がわかりやすいでしょうか?とにかくすごい大きさなんです!

また近くには『釧路空港』があることから、アクセスが良く道東エリアで人気の観光地となっています。
この記事では釧路湿原の魅力と楽しみ方について紹介していきます。

 

釧路湿原のアクセス・行き方

釧路湿原へのアクセスは釧路駅からJRもしくは車がオススメ。
釧路駅からJRで行く場合は釧網本線に乗り、約25分。車の場合は約40分くらいかかります。
遠方からの場合は釧路空港を利用しましょう。

 

野生動物の楽園!絶滅危惧種も数多く生息

釧路湿原には数多くの野生動物や植物が共存し、植物700種、昆虫類1100種、魚類38種、両生・爬虫類9種、鳥類200種、哺乳類39種が生息しているとされています。その中には絶滅危惧種も含まれているので、見かけても無闇に近付かないようにしましょう。

環境省の運営する『釧路湿原野生生物保護センター』では一般向けの『展示施設』と『研究施設』にわかれていて、展示施設では釧路湿原内に生息する絶滅危惧種の『タンチョウ』や『シマフクロウ』などが展示されています。

以下釧路湿原で見られる主な野生生物を紹介します。

 

①タンチョウ

日本古来から親しまれてきたタンチョウ。1984年〜2004年にかけて日本紙幣1000円札の裏面を飾っていたこともあり、日本国民にとっては親しみのあるツルの仲間です。
絶滅危惧種であるタンチョウを国内で最も観測できるのは釧路湿原周辺の北海道東部のエリアとされていて、道外からタンチョウを見るためだけにここ釧路湿原を訪れる人もいるとか。
世界の総個体数は約3050羽とされていて、その半数以上がここ釧路湿原を中心とした北海道東部エリアに生息しているそうです。
 

②シマフクロウ

北海道東部および北方領土にのみ生息するシマフクロウ。
タンチョウ同様絶滅が危惧される種で、生息数は70つがい160羽のみとされていて、絶滅の可能性が最も高い『IA種』に指定されています。
北海道コンサドーレ札幌のマスコットキャラクター『ドーレくん』のモチーフともなっています。
寿命は約30年ほどで、アイヌの人々に『森の守り神』とされてきた。凛々しいお顔がかっこいい!!
 

③キタキツネ

北海道にのみ生息する動物の中では比較的遭遇しやすい動物です。
大きさは50cm〜70cm程度で本来は非常に用心深い動物ですが、ここ釧路湿原では比較的頻繁に目撃することができます。
キタキツネは最悪の場合人を死に至らせる『エキノコックス』という菌を媒介する
ことでも知られているので、近寄ってきても餌を与えたり、触るのは厳禁です。

 

④オジロワシ

その名の通り『尾が白い』のが特徴なワシです。
越冬地としては大阪あたりまで観測することができますが、年中見られるのは北海道のみ。
主に海鳥やアザラシの死肉を食べます。
エサをめぐってタンチョウと争うことも多々。

 

⑤イトウ

『幻の魚』とも称されるイトウ。日本最大級の淡水魚としても知られており、昭和12年には人間の身長をもはるかに超える2.15mの個体が発見されたことも!
アイヌによる数々の伝説もあり、その一つには推定体長4〜50mあるイトウがヒグマを飲み込もうとしたところ喉に詰まらせて吐き出したというものまであります。

イトウ釣りをする場合は3月下旬〜5月上旬がオススメ。ちなみに味は川魚特有の泥臭さはなく、上品な味がするみたいです(食べてみたいなぁ・・・)

 

釧路湿原を様々な角度から!一面を見渡す数々の展望台

釧路湿原の各所には湿原を見渡せる展望台が設置されています。
それぞれ景色が異なり、どれも絶景なので、時間に余裕のある方は全部回ってみてほしい。

 

観光のベストシーズンは4月下旬〜9月!釧路湿原の楽しみ方

目的によってオススメの時期は左右されますが、おおむね4月下旬から9月の初夏〜真夏が人気となっていて、近年は避暑地としても話題を呼んでいます。
冬季(11月〜3月)は氷点下の日が続き、積雪もあるので散策には向きません。

釧路湿原で人気のアクティビティはカヌー体験キャンプ釣りが主です。
冬の釧路湿原では犬ぞりトレッキング乗馬、さらに冬もカヌーも体験することができます。

より詳しく知りたい方は釧路・阿寒湖観光甑サイト
『SUPER FANTASTIC アクティビティページ』をご覧くだださい。

 

『#釧路湿原』みんなの投稿

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?
釧路湿原は北海道屈指の大自然が広がるスポットです。

絶滅危惧種のタンチョウやシマフクロウ、幻の魚『イトウ』など北海道の野生動物を観察するのなら釧路湿原はオススメスポットです。

アクティビティなどを楽しみたい場合は4月下旬から9月にかけての雪がない時期がオススメ
 

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詳細情報タイトル

店名
釧路湿原国立公園(KUSHIRO SHITSUGEN NATIONAL PARK)
エリア
道東・オホーツクエリア(釧路・根室・網走・北見・紋別・知床)
カテゴリ
レジャー・体験
ジャンル
観光、自然、天然記念物、野生、アクティビティ
住所
北海道釧路市北斗2-2101
アクセス
JR釧路駅から釧網本線で約25分、車で約40分
駐車場
あり
電話番号
0154-31-4594
ホームページ
https://ja.kushiro-lakeakan.com

※営業時間・定休日等はお店の都合により変更される場合がありますので、直接ご確認ください。

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