【札幌市中央区】「国の重要文化財指定。赤れんが庁舎と周辺の見どころ・オススメグルメを解説」
北海道庁旧本庁舎は明治21年に建設された名前の通り元北海道庁の庁舎でした。
屋根にドームを乗せた独特な味のある見た目は「アメリカンネオバロック様式」と呼ばれる作りで、見る人にインパクトを与えます。
昭和44年に国の重要文化財に指定され、これまで守られてきました。
「赤れんが庁舎」や「旧道庁」などとも呼ばれ、北海道民にも親しまれています。
1Fは「道立文書館」、2Fは歴代の長官、知事の執務室が記念として保存されているほかに、北海道の歴史を紹介する「歴史ギャラリー」が設けられています。
この記事ではそんな「北海道庁旧本庁舎」の歴史と魅力、周辺のオススメスポットについて紹介していきます。
1,北海道庁旧本庁舎(赤れんが庁舎)と北海道開拓の歴史
北海道開拓の歴史が刻まれたシンボル『北海道庁旧本庁舎』。
明治15年(1882年)に開拓使が廃止され、明治19年(1886年)に北海道庁が創設。
現在の『北海道庁旧本庁舎』は明治21年(1888年)に北海道庁の本庁舎として建設されましたが、約20年後の明治42年(1909年)に火災が発生、内部と屋根を消失しました。
幸いなことに外周のレンガには損傷がなく、翌々年の明治44年(1911年)には再建。
昭和43年(1968年)に北海道開道100年を記念して創建時代の姿に復元されました。
翌年昭和44年(1969年)に国の重要文化財に指定されこれまで守られてきました。
冒頭でも触れた『アメリカンネオバロック様式』は当時のアメリカで流行っていたもので、写真のドーム部分は「独立と進取のシンボル」を意味します。
画像中央(屋根部分)の赤い星は「五稜星」と呼ばれ、北海道開拓使を象徴するマークとして、庁舎や製造品などに使用されていました。
勘の良い方は既にお気付きかもしれませんが、北海道開拓と根深い関係にある星形の・・・と言えば
そうです桜のスポットとしても人気な函館の「五稜郭」です。
▼五稜郭についてより詳しく知りたい方はこちらの記事も合わせてお読みください。
【函館市】「徳川幕府、幕末の見果てぬ夢の象徴」
2,四季を感じられる!まるで絵画のような庭園もお見逃しなく。
四季折々の姿を魅せてくれる庭園も見逃せないスポットの一つ。
マガモやコイも生息しています。上の写真は夏の一枚となっています。
▲赤れんが庁舎前庭のチューリップ
また、赤れんが庁舎前の庭も素敵なものになっています。
アカエゾマツ、イチョウ、ハマナス、ハルニレなど約1000種、1000本の樹木が植えられています。
特にハルニレはアイヌ文化とも根深い関係にあり、その材質からアイヌの間では火起こしに用いられてきました。
アイヌ語では「我らの火起こしの木」を意味する『チキサニ』の名で親しまれいたそうです。
▲夏のハルニレの葉
口承文芸によると、『ハルニレ』は人間界に最も早くに生えた植物といわれるもののひとつです。
その歴史から強い力を持った神の一つであると考えられています。
3,「新しい感性と出会う、札幌の中庭」がコンセプト。周辺でのお食事・お買い物は『赤れんがテラス』がオススメ
様々なショップや飲食店が入ってる「赤れんがテラス」は観光客のみならず地元民にも立ち寄っていただきたいスポットです♪
札幌駅からも近く、「北海道庁旧本庁舎」に特に用がない方でも気軽に立ち寄りやすいのも魅力的です。
車で行く場合は「赤れんがテラス」の西側にある有料駐車場を利用しよう。
【営業時間】7時〜24時半
【駐車料金】400円/60分(税込)
【収納台数】56台
車を停めたらいざ赤れんがテラスへ!
地下〜5階まで館内、外観共に都会にいながら「自然」を感じさせてくれる作りでリフレッシュにも最適です◎
▲冬のオープンテラスの様子
赤レンガ庁舎へと真っ直ぐ続くオープンテラス。
雪のない時期はテラス席が設置されレトロな赤れんがに囲まれながらランチを楽しんだり、一休みができますが、冬は冬で北海道庁旧本庁舎(赤れんが庁舎)に続く銀杏の木がライトアップされ、幻想的な空間を演出してくれます!冬は特にカップルにオススメ!!!
【建物名】札幌三井JPビルディング
【住所】北海道札幌市中央区北2条西4丁目1
【営業時間】11時〜21時
※新型コロナウイルス感染症対策で営業時間など異なる場合があります。最新のイベント、出店情報、営業時間などは公式サイト(赤れんがテラス公式HP)をご覧ください。
4,周辺のオススメグルメ
周辺は札幌の中心地になりますので、ジンギスカンや札幌味噌ラーメン、大通公園でとうもろこしにかぶりつくなど北海道・札幌の代表的なグルメを味わうことができます♪
中でも筆者オススメのグルメをいくつかご紹介いたします。
4−2, アサヒビール園 羊々亭
『アサヒビール園 はまなす館』の記事を見る。
ジンギスカンとビールが美味しいアサヒビール園の系列店です!
256席の広々とした店内はソーシャルディスタンスもバッチリです。
炭火焼きホールでは団体・少人数問わず本格的な焼肉も楽しめます。
4ー3,サンドイッチ工房 サンドリア
『サンドリア』の記事を見る。
世界的にみても珍しい24時間営業の「サンドイッチ専門店」です。
定番のエッグサンドはコンビニなどの一般的なサンドイッチに比べ、具がたっぷりで食べ応え抜群!!!
意外と知られていませんが、予約すればお好みのオードブルも作ってくれるんですよ♪
4−4,六花亭 札幌本店
『六花亭 札幌本店』の記事を見る。
十勝を代表する北海道銘菓として名高い「六花亭」
札幌本店は2015年にオープンしたばかりで、かつては帯広市内だけでの展開でした。
オーダーメイドで作りたてを味わえる「雪こんチーズ」はぜひ食べてみたい逸品。
『#赤れんが庁舎』みんなの投稿
クリスマスバージョンで(o⌒∇⌒o)#北海道庁旧本庁舎#赤れんが庁舎 pic.twitter.com/zbeQmXTFkS
— GUNNM (@Gunnm0312) December 22, 2018
ちょっと心が折れそうな時は、#赤れんが庁舎 に救われます。
いろいろ会合や勉強会が自粛。一般質問に立つ予定で準備していましたが保留。
これでほんとうに良いのかふと内省しつつ、置かれた場所でできることを。
とりあえず、ご飯食べに、お知り合いの飲食店行きます。#うちの冷蔵庫空っぽだし pic.twitter.com/ZbOLoBFUZt
— 銭湯で地球を元氣にしたい北海道議会議員広田まゆみ (@hirotamayumi) February 27, 2020
まとめ
北海道・札幌の代表的なスポット「北海道庁旧本庁舎(赤れんが庁舎)」。
四季を感じられる庭園や、約1000種の樹木で都会にいながら自然を楽しむことができます。
また、赤れんがテラスでショッピングを楽しんだり周辺のグルメも見逃せないものばかり。